現在形、過去形、現在完了のイメージをわかりやすく
今日は「現在完了」の時制をイメージで捉える授業をしましょう。
現在完了形とはご存じの通り(知らなくても大丈夫です!)
have + 過去分詞
で表します。
「過去のある時から今まで」を表すことができ、この文法は日本語にはないものですのでなかなかに理解するのが難しかったりします。
では、現在形・過去形といった他の時制と一緒にみていきましょう。
では私がこの前、家族でファミレスに行った時の例を元に見ていくことにします。
※個人的にはデニーズのデビルズブラウニーサンデーが好きです。(^^)
英語ではチョコなどの暗い色のケーキを「デビルズ」(悪魔)、スポンジの部分が明るい色(白っぽい)ものを「エンジェルズ」(天使)と呼びます。
席に着くとメニューが渡され、
「ご注文がお決まりの頃、お伺いいたします。」
と「それっていつ?」と思うようなセリフを言われます。
そしてメニューで迷っている時に再度来て
「ご注文はよろしかったですか。」と過去形なのか何なのかわからない文で質問されます。
いやいや、ご注文がお決まりの頃って言っていたのにまだ決まっていませんよ。
そんな時。
「まだ決まっていません。」
これを英語でどう言うか考えてみましょう。
①まずは現在形で
この場合の「決める」は
decide (ディサイド)
という単語を使います。
decide to ~(動詞) で「~することを決める」です。
I deciede to study Engkish in America.
「私はアメリカで英語を勉強することを決めた」
という使い方です。ちなみにdecIdeと、後ろのIを強く読むアクセントで、私立高校の受験などにも何度も出題
されたことがあります。
では閑話休題。
現在形では
I don’t decide.
ですね。
この意味、日本語でわかりますか。
頭の中で訳してみて下さい。
実際に考えてみて下さいね。
I don’t decide.
…どうなりました?
「まだ、決めていないんです」。
いえ、そうはなりませんね。
現在形ですので。
そのまま訳すと、これは
「私は決めません。」
となります。
つまり、「私は(普段からこういうところでは)決めない人なんですよ。」
という宣言(?)になるんです。
現在形はそもそも「現在の習慣=いつもそうする」ということを表します。
I don’t eat breakfast.
と言えば、「私は朝食を食べません。」つまりいつも食べない人、というニュアンスが出るわけです。
では、次に過去形はどうでしょうか。
過去形ですと
I didn’t decide.
となりますね。
そしてこれを訳すと…
「私は決めませんでした。」
過去形は過去のある起こったこと、いわゆる思い出のようなものですので、こんな訳になるわけです。
この現在形と過去形を話す2人が海外でレストランに行き、それぞれこんな英語を使ってしまうと
せっかく
“Are you ready to order?” (ご注文はよろしいですか)
と聞かれているのに
“I don’t decide.”(私はこういうところでは決めない人なんです)
“I didn’t decide.” (私は〈過去のある時に〉決めなかったんです。)
という見当違いな表現になってしまいます。
そこで現在完了の出番となるわけです。
現在完了は過去のある時から現在までの事を表すことができます。
その形は
have + 過去分詞
でしたね。
ですのでここでは「入店をした(=過去のある1点)時から今まで(現在)の時間の流れ」をしっかりと
I have not decided yet. (まだ決めてないです)
と言えばOKです。
今後も現在完了は取り上げていきますが、非常に便利な上に会話の表現の幅も広がりますので是非マスターしていきましょう!
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